FC2ブログ

舞い降りるのは、その魂

毎日を楽しくつっこみどころ満載でお送りしてます~♪

プロフィール

煌龍 百智

Author:煌龍 百智
上から目線でいじめてたのに
あとから逆襲にあって泣きをみる
粗忽者の煌龍百智です(笑

ブロ友や相互さん随時募集中♪趣味が合ったり
「仕方ない。この私が貴様のリンクを作ってやろうじゃないか!」
「この私が友達になってやるんだ。ありがたく思え!」
という素敵な方々お待ちしてます←笑

どうぞどうぞ くつろぎながら
つっこみしていって下さいね♪←ぇ
コメはいつでも大歓迎★

↓参加してます(*^_^*)クリッククリック
人気ブログランキングへ

FC2カウンター

黒ねこ時計 くろック D04

■■■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■■■【3】

 シューの応える声に連なり風がエリスの身体を持ち上げる。虚空に浮くエリスは弧を描きながら魔物に接近し、刀がうなりをあげた。
 ――ギ、ギャアアアァァァァァ!
 自らに襲いかかる刃のうなりに絶叫の轟きが重なった。しかし紙一重の所でかわすとその勢いのままエリスに躍りかかり鋭利な爪を剥く。だが、半身にし後ろに下がるだけで避け、剣呑な瞳を向ける。

「エリス、翼のある魔物は早めに倒した方がいいわ。攻撃の機を待つのも戦法かもしれないけれど…こういう魔物は仲間を呼ぶ事もあるし」
「……呼んだところで構わない。でも、一気に決める」

 ――ギギギ、ギャアア…ア…
 断末魔さえ上げることなく絶命させる。雷鳴の灰白色の瞳が軽く肩で息をするエリスの背を遠くからそっと見つめ、自然の風に肩につくかつかないか程度のざんばらな金髪がもてあそばれる。神である彼はシューの風を借りることなく己の神力により宙に止まる事など造作もない。
 本来ならわざわざ他の神を呼ばずともエリスを飛ばせ、戦う事も可能。これぐらいの雑魚相手なら俺の力だけでもいい。だが…

「…雷鳴、終わったけれど」

 下方から声が響いた。思考を巡らせていた間にエリスとシューは地上に降りていたらしい。宙に浮く雷鳴にエリスの顔が怪訝な色を帯びている。
 淡い笑みをエリスに向け近寄る。その背後には呼吸音すら出す事ない魔物が無残にも散らばっていた。この森を住処としている彼らにとって死骸など目ざわり以外の何物でもなく、冷酷な視線が向けられる。放っておけば腐肉を餌とする獣や魔物が集まってきてしまうだろう。

「焔(ほむら)の精霊でも呼んで燃やさせれば?」
「そのほうが…いい、かな?」
「そうだな。俺に炎は使えないから」
「…やりようによっては使えるんじゃない、雷鳴神?雷は火花散らせるだろうし」

 確かに…とエリスの頷きが向けられる。それを見た雷鳴は二人に呆れ混じりの溜め息を返した。

「火花を散らし火を上げたところで死肉を燃やし尽くせるほどの火力がなければ意味がないだろう。それとも、枯れ葉でも集めてゆっくりと燃やすか?」
「あ…」
「じゃ、じゃあ!落雷でも落として一気に」
「当たる前に木に落ちる。高い方にいくのは常識だろうに…」

 それ以上の反対意見が言えなくなったのか、シューは苦虫を噛み潰したような顔になった。
 …シューが雷鳴に口で勝ったところなんて見たことないような…
 傍観役に回ったエリスはその二人のやり取りを見て埒もない事を考えていた。

「さて、エリス。誰でもいいから呼べ。そろそろ腐敗が始まる」
「じゃあ…ウルカヌス…?」

周りの空気が一瞬にして温度を上げる。虚空から褐色の肌を持ち背中に蝙蝠のような翼をもった存在が現れた。ただし、その背丈は五寸ほどだが…

「天下無敵、ウルカヌス様の登場さ!地獄の業火に焼かれちゃえー」

 途端に魔物が燃え尽き灰と化す。それを満足げに眺めるウルカヌスにエリスが声をかけようとする。その刹那、雷鳴、シュー、ウルカヌスが纏う雰囲気が一変した。その変化に気付いたエリスは疑問を抱いた瞳を向け無言で理由を問う。
 その答えは、

「この森に人間が入り込んだ」

 彼女が最も嫌う一言だった…

テーマ:ファンタジー小説
ジャンル:小説・文学

コメント

■ ≫窓雨雫音さん

侵入者の登場ですよ~w
さて、一体誰なのか…私にもわかりません←ぉぃ汗

エリスの過去はおいおい、という事で(*^_^*)
2009/07/10 URL 煌龍百智 #-

■ 

ついに、人間入ってきましたか><e-53

続きが気になるーー
今は人間嫌いの彼女の過去が無性に気になってますw
2009/07/10 URL 窓雨雫音 #-

■ コメントの投稿










 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。